オフィスポリシー
2011.11.16
滅菌パックシーラー HAKKO FV-803 保護シート張替え
歯科に限らず医療の現場では器具の滅菌が毎日のように行われます。
実際には洗浄した器具を滅菌パックに入れ、封鎖したあと滅菌器にかけます。
(三好デンタルオフィスの滅菌システムはこちらの記事です。)
このパックを封鎖する器具がシーラーです。
HAKKO 卓上シーラー FV-803 です。
あらかじめ反対側を閉じておき、器具を入れ封鎖します。
はさんで押さえますと設定時間だけ電流が流れ熱が発生し接着します。
密閉されました。
これを滅菌器にかけると内部が一定期間滅菌状態に保たれたままになります。
使用頻度が高いので、熱の出るプレートの上の保護シートが徐々に劣化します。
こうなると接着状態が悪くなったり、滅菌パックにくっついたりします。
そこで劣化したシートを張替えます。(テフロン製)
まずはプラスドライバーでネジを2か所外します。
簡単にカバーが外れます。
保護シートを押さえている部品を外します。
押さえている部品です。これがあとで重要になってきます。
保護シートは巻き取り式になっていて劣化した部分をカットすれば
新しい部分をセットできます。(6回分)
傍らには予備の電熱板とプラスチック製の治具が入っています。
これもあとで重要です。
保護シートの劣化部分をはさみでカットします。
カットした部分です。いままでお疲れ様でした。
今回は電熱板にも焦げ目が出来つつありましたので向きを変えます。
電熱板は両側の端子の内部のバネでテンションがかけられていますので
いったん外すとそのままではもとに戻せません。
両側の端子を内側に寄せながらネジで固定します。かなり力が要りますので手を切らないように注意します。
(この端子には電熱板がきちんとはまるようにガイド(切り欠き)がついています。)
いよいよ新しい部分をセットしていきます。
押さえる部品でそのまま押さえるとたるみが残ってしまいます。
そこで先ほどのプラスチック製治具の出番です。
治具をまわしながらドライバーでネジを締めますとたるみ無くセットできます。
ただしこの上からカバーでもう一度押さえますのでたるみはわずかに必要です。
張替えが終わりました。きちんと治具を戻してカバーをします。
先端部分にはまりがありますので先にはまるようにします。
2個のネジを締めて完成です。
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このシーラーはとても良く考えられています。
保護シート交換も説明書を読まなくてもこのように出来ます。
思わず詳細にお知らせしたくなり書いてみました。
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※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)